テリー「そもそも、みんな死ぬ時は一人でしょ?看取られる人の方がすくないんじゃない?」
ミッツ「多分、私も一人なので、一人で死ぬのかな、とうっすら思ってはいるけど、それは自分が選んだこと、生き方だから」
二人は、「孤独死、孤立死」という言葉はそれ自体がイケないことのようなイメージがあり、いたずらに不安を煽りことになるのでは、というのだ。
言葉の問題なのか、それとも・・・。

「孤独死、孤立死っていうのは確実に存在するね。問題は定義と使い方。私は選んで一人なのよ、という人がそう言われるのは心外なのだろう。選んで一人でいる、という人に限って、実は一人じゃないことが多い。
実際、公園のホームレスなども、家族と離れて一人なんだよ〜、といいながらしっかりコミュニティに所属している。
友人がいたり、会話する仲間がいたり。しかり独り身。そういった人はただ普通に自宅で亡くなったが、独り身なので発見が遅れた、でいいと思う。
ただ、孤独死、孤立死の私の定義は自ら心の交流を求めているのに、いろいろあってどうしようもなくて一人になってしまっている人だ。自ら選んだわけでもないのに、結局そんなことになって、いつも寂しさに心の涙を流している人だ。
人間が社会を作ったのに、そのどの部分にもハマることができなかった人。それが孤独で、孤立なのであり、そういった人の死亡において、孤立死、孤独死なのである。
老若男女、確実にそういった人達は増えていくだろうね。 ぶふぅ」