2010年01月26日

【コラム】なぜつまらない?最近のドラマの傾向

龍馬伝。NHKの大河ドラマだが、視聴率は好調のようだ。天地人を下回っているとはいえ、20%を超えているのだからそれなりだろう。で、早速見てみたのだが・・・。びっくりした。まったくもってつまらないのだ。

ネットでの高評価のコメントを見てみると、「福山雅治が龍馬を違った風に演じている」「繊細な龍馬を福山雅治が・・」など、福山雅治を中心に書かれているものが多い。

そう、
「福山雅治が龍馬を演じる」

ということにドラマ造りの主眼がおかれているのだ。なので、いまいち知られていない子供の頃の龍馬はさらっとだけで、すぐに成人の龍馬が描かれる。また、第三者目線で描かれることが多いので、更に龍馬に対して曖昧な印象になっている。

視聴者がそれなりに龍馬に興味があって、予備知識があり、福山雅治のこと、それなりに好きでしょ?

ということを前提に脚本が作られているとしか思えない雑さなのだ。視聴者をゼロベースから感動までもっていくような気概があるとは思えないつくりなのだ。
なので、冷静な目で龍馬伝を見てしまうと、何がいいたいのかちっともわからないのだ。

おなじことが先日放送された、「ブラッディ・マンディセカンドシーズン」にも言える。
今をときめく三浦春馬が演じる天才ハッカーのまわりでおきるテロ事件なのだが、週刊少年マガジンで連載されているものとはかなり内容がかわっている。それはそれでいいのだが、このドラマも「ブラッディ・マンディの前作を見ていることが前提で、なおかつ、三浦春馬や他の俳優、好きでしょ?」が原則となっている、としか思えない雑さだった。

なので、サスペンスなのにちっとも話に引き込まれない。こちとら、サスペンスドラマを見ているわけで、タレント自信を楽しんでいるわけではない。

そういえば、昨今はこういった傾向が強いような気がする。ジャニーズ系ドラマはまさにこの典型だろう。人気のタレントを取っかえ引っかえドラマゲストに呼ぶ手法も同じような感じになりつつある。

「JIN−仁」のヒットはそのドラマの質にあった。その証拠に、「大沢たかおが出ているから見よう」などという流れは一切なく、事前にも番組ジャックの縦枠でのプロモーションもなかった。出演タレントで勝負をしていない(できなかった)のだ。その分、脚本演出で質の高いものができたのだろう。

この二極化はテレビ局側だけを責めるわけにもいかない。有名タレントにはそれぞれの広告会社がもつ数字があり、それによってスポンサーが集まるわけなので、ドラマが「質」よりも「話題」を先行させて、1クールの看板スポンサーが見つけることがまず必要だからだ。

しかし、この流れが進むとますますテレビというものから視聴者が離れていくだろう。その流れはこのままでは止められない。



posted by ワルぱんだ at 14:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき
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