2009年06月19日

【コラム】農業ブームなんてきていない

つい最近まで婚カツばっかりだったマスメディアが今度はことあるごとに、「農業ブーム」という言葉を出すようになった。

農業ブームなんて、来ていないし、これからもこない。

なぜなら、システムがまったく変わっていないからだ。

農業には農耕用の土地が必要。農耕用の土地は固定資産税が大幅に減税されているため、多くの地主はその土地をもったままで、手放すことがない。そのため、土地を借りて農業をすることになるのである。つまり、せっかく固定資産税が安いという利点のうまみをとるのは地主だけ。

また、JAの中間支配。たくさんつくっても直接ユーザーに届けることができる農家はほんのひとにぎりだけ。漁業とおなじような機能が農業にもあり、卸値を決められてしまう。

そもそも、なんで日本の自給率は何かあったら、自給できないほどの自給率になったのか。それはこういったシステムであったり、米を作らなくても金が入ってくる減田だったり、なのだ。

儲からないけど、そこそこ入ってくる。その状態が農業を衰退させているのだ。

そのシステムを変えないと、ブームなどくるわけがないのだ。

ライブドア時代のトレーダーブームは、ネットで証券を扱うことができるようになったこと、小額株の取引ができるようになった等の、規制緩和があって、ブームとなったのだ。

農業がなぜブーム?何が変わったのか。何も変わっていない。

輸入規制をやめる代わりに、輸出取り扱いをする商社に国から立ち上げは助成し、また、それにともなう、大規模開拓地改革、区画整理規制、耕運機等の生産および輸出。数年耕すことのない農地の取り上げ。JA以外の卸業者の競争理論の導入。

これぐらいのシステム改正があって、はじめてブームが起きるのだ。

問題だらけで衰退した業界なのに、その問題をまったく報道しようともせずに「ブーム」と称して紹介し、「ギャルも農業」などとイベントをもよおす、広告会社およびマスコミは恥を将来の日本を支えるべき、若者をだましていることを恥じてほしい。


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「だってさ、派遣切りの時に切られた人を、大臣や、いかにも、って感じの白髪コメンテイター達でさえ、『農業や介護人員にまわべきだ』って道具扱いしていた国よ。日本は。

彼らからすれば、労働層は日本人ではなく、自分達を富ませるための、低コストの道具でしかないんだから。

30歳を越えれば、年功序列で自動的に年収1000万を越えるテレビキー局社員を支えるのは、『テレビ業界で働ければ低賃金で満足だろ?仕事は金で選ぶもんじゃないだろ?』って感じで使う低コストの製作会社達なんだから。

それが、社会の縮図。政府の自給率を上げる目標達成のためには、貧困労働者が必要なの。

かつて、アメリカの輸入規制によって打撃を受けた製造業のために、低コスト労働者、いわゆる派遣ができたのと同じ。

すべては、上層の人たちを富めるままにしておくための処置だから。

世界で5本の指に入る、金持ちが多い国日本の、金持ちを支えるシステム。

それに気づいている人なんてあまりいないんだから。

無理よ。

ぶふぅ」



タグ:農業ブーム
posted by ワルぱんだ at 17:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき
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